つわものツアー企画

息子が昨年登って、何とも言えぬ感動を味わったとの情報を得た妻が、今回の旅の訪問地に挙げていたので、しっかりと仕度を整え朝８時の開門に合わせて現地へ。
　駐車場に着くと、何とそこには同じ『群馬ナンバー』の車が止まっていた。鳥取県に来てまで同郷の車と会えるなんて、何と偶然か？と思いつつ、参詣受付を済ませ登山事務所へ。するとそこで一人の高齢者が腰かけていた。登山の手続きをしようとすると、「良かった、御一緒させていただけませんか？」とのこと。
　そういえば情報を仕入れる中で、“単独の登山はできない”“登山に適した履物を用意できない場合は、わらじに履き替えていただく”など、結構厳しいことが書かれていた。それを思い出し一人で来たな！と直感した、と同時にひょっとしてと思い、「群馬県から来た方ですか？」と尋ねると、「はい、そうです。」とのこと。偶然にもここで一緒に登山するとは、神のお導きか？
　登山者名簿に記名し、いざ出発。往復３時間程度との情報であったので、それなりに厳しいことは想像できたが、登りはじめて大いに実感。鎖場や木の根に摑まっていかなければならない場所もあり、朝一番であるのに“汗”をかきながらの、正に“登山”となった。
　登り始めて１時間少々で目的の『投入堂』に到着。こんな場所に、誰がどのようにして建てたのか？現在の機械化された時代であっても難しそうな場所に。
　これこそが信仰の力なのかな？と思いつつ下山した。