つわものツアー企画

私の住む群馬県では、『富岡製糸場』を中心とする“絹遺産群”を世界遺産に登録してもらおうと、数年前から県をあげて取り組んできたが、今年には何とかなりそうな傾向である。
　そこで、今回の車旅では同じ世界遺産をこの目で見ておこうと思い、『石見銀山』を目指した。
　情報によると、パーク＆ライド方式を採用しているので、遺産センターに駐車して、シャトルバスで現地まで行くようなことが書いてあったのでそのとおり実行したが、訪れたのが連休明けのためか、もしくは、もう飽きられてしまったのか？日曜日にもかかわらず駐車場はガラガラ、遺産見学の起点となる案内所周辺の駐車場も利用できそうな雰囲気。（ここはどうしたら止められるのか？）
　せっかく来たのだからと、案内用パンフレットの一番遠くにある『龍源寺間歩』まで歩くことにした。遊歩道を歩く道すがらにいろいろな史跡などがあり、特に“清水谷精錬所跡”などは歴史を感じるに相応しいものがあった。一番奥ある龍源寺間歩は銀鉱石を手掘りした場所を歩いて通り抜けられるもので、昔の人たちがどれだけ苦労していたのかが見られて考えさせられた。
　街並みも古い時代をほぼそのままに残し、旧家の生活用品や文書などを見られたのは、その地区の生活様式などが推測でき、勉強になった。