つわものツアー企画

紅葉を求めて中部地域を旅することとし、まず「乗鞍岳」に登った。
　乗鞍高原からはマイカー規制となっているため、“畳平”までバスで登り、そこから剣ヶ峰を目指した。
　乗鞍高原バスターミナルからつづら折りの道を登り始めると、紅葉樹の黄色と、ナナカマドの赤色が目に飛び込んできて、満員の乗客がそれぞれに写真撮影を始めた。およそ１時間の行程を半分ほど過ぎたころからは、自分たちの眼下に“雲海”が広がり、高い所へ来たことがうかがえる。
　終点の畳平についてバスを降り、トイレを済ませて登山口へ向かうと近くの池には“氷”が張っており、再度高所であることを実感。
　朝一番のバスで来たため、先行する人もまばらで、途中で遠方に見える槍ヶ岳などを見ながら、のんびりと登ることができた。何度か休憩をしながらようやく“剣ヶ峰”にたどり着くと、回りは雲海に遮られあまり良い景色とは言えなかったが、写真奥に見える「御嶽山」の煙が何とも言い難いものに見えたのは、昨年の忌まわしい事故の思い出か？
　社にお参りをして下山を始めるころ（１０：００）には四方から霧が立ち込めてきて、何も見えない状況に、“早起きは三文の徳”ではないが、一番のバスで登ってきたのが幸いした。