つわものツアー企画

半島先端にある戸田造船郷土資料博物館・駿河湾深海生物館に入館して安政（１８５４）年の大地震が東海地方を襲い、その津波によって下田港に停泊中のロシア船は船底と舵を大きく破損
船を失った一行は，戸田でロシアへ帰るための船を造る事になり廃船から運び出された「スクーナー形」といわれる帆船の設計図をもとに、ロシアの技術者と近隣の村々
からも加わった船大工たちは、言葉や長さの単位の違いを乗り越え、僅か３か月で１００トンほどの帆船を作り上げ、船大工のすぐれた技術と道具は作業の間じゅうロシア
人たちを驚かせていたといいます、これが日本で造られた初めての本格的な洋式帆船となったそうです。
日本一深い湾である駿河湾は深海生物の宝庫。戸田では古くから深海の魚類やタカハシガニの漁が盛んに行われ、深海魚や深海のカニの標本・剥製を約３００種類展示しています。